いいことたくさん!あいうべ体操

唇や舌の筋肉が弱まると、歯並びだけでなくお顔の表情やしわ、全身の健康などにも影響が出ることをご存じですか。お口がポカンと開きがちになり、むし歯が増えたり入れ歯が痛んだりインフルエンザにかかりやすくなったりもします。

そこで、「あいうべ体操」をご紹介します。

例えば「夜中に口が乾く」と相談された70代の患者さん。筋力の衰えで睡眠中に口が開いている可能性がありました。毎日30回の「あいうべ体操」を実践し、1か月を過ぎた頃から乾燥が減り、唾液も良くでるようになってきたとのことでした。

当院で矯正中の子ども達も、お口の筋力トレーニングの一つとして「あいうべ体操」を毎日行っています。

©みらいクリニック

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「あいうべ体操」とは、福岡の「みらいクリニック」今井一彰先生が考案された「お口ぽかん」を改善する体操です。コツは「あ」「い」「う」と声を出す時できる限り大きく口を動かすこと、最後は声は出さなくていいので「べぇー」と舌をできる限り下方まで出すことです。ちょっと恥ずかしい方は、お風呂の中がおすすめです。1日30回が目安ですが最初はかなり疲れます。3週間~3か月ほどの継続で効果が出てくるようです。

風邪をひきにくくなるとも言われていますので、子どもからご高齢の方まで、ご家族でも取り組んでいただきたい体操です。「お口ぽかんではない」と思っている方も、筋力アップ・健康増進のためにぜひ実践してみてください。

まつうら歯科 歯科医師 藏田真子

2018-11-18 | Posted in スタッフブログComments Closed 

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